「送る」と「贈る」の違いは?意味や使い方を比較表で徹底解説!

「プレゼントを送る」と「プレゼントを贈る」、どちらが正しいのか迷ったことはありませんか。

どちらも同じ「おくる」と読むため、日常会話では何となく使い分けている人も少なくありません。
しかし、文章にすると違いがはっきり表れます。

たとえば、宅配便で荷物を届ける話なのか、誕生日や結婚祝いのように相手を思う気持ちを込めて渡す話なのかで、自然な漢字は変わります。

特に、ブログ記事・ビジネスメール・メッセージカードでは、漢字の選び方ひとつで印象が変わります。
「資料を贈ります」と書くと大げさに見えたり、「プレゼントを送る」と書くと少し事務的に聞こえたりすることもあるため注意が必要です。

この記事では、「送る」と「贈る」の意味の違い、辞書比較、共通点と違いの深掘り、迷わない使い分けまでを、初心者にもわかりやすく整理して解説します。

結論:

  • 「送る」は、物・情報・人などを相手のもとへ届ける行為そのものを表します。
  • 「贈る」は、感謝・祝福・敬意などの気持ちを込めて届けることを表します。
  • 迷ったときは、まず「届けるだけなら送る」「心を添えるなら贈る」と覚えると失敗しにくいです。

この記事でわかること

  • 「送る」と「贈る」の違いを一言で説明できるようになる
  • 辞書3冊の比較から見える明確な使い分けがわかる
  • 共通点と違いを、具体例とたとえ話で理解できる
  • シーン別にどちらを選ぶべきか迷わなくなる
  • プレゼント・祝電・メール・書類などでの正しい判断基準が身につく
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「送る」と「贈る」の違いは?【比較表】

比較項目 送る 贈る
意味の中心 届くようにする・移動させる 気持ちを込めて与える
ニュアンス 行為・伝達・配送 祝福・感謝・敬意・愛情
よく使う場面 荷物、書類、メール、人の送迎、日々を送る プレゼント、花束、お祝い、感謝状、賞
迷ったときの判断軸 届けること自体が目的 気持ちを伝えることが目的
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辞書3冊を比較してわかった「送る」と「贈る」の明確な違い

Point(結論)として、辞書を比較しても「送る」は動作中心、「贈る」は気持ちを伴う授与中心という違いが確認できます。

Reason(理由)は、複数の辞書で定義を見比べると、「送る」は「届くようにする」「ついて行く」「見届ける」「時を過ごす」といった説明が並ぶのに対し、「贈る」は「感謝・祝福・愛情などの気持ちを表すために与える」といった説明が目立つからです。
つまり、辞書レベルでも両者は別物だとわかります。

辞書名 「送る」の説明 「贈る」の説明
広辞苑 物を届くようにする。人をある場所まで連れていく。去る人を見届ける。時を過ごす 人に物を与える。官位・称号などを与える
大辞林 届くようにする。人に付き添ってある所まで行く。見届ける。時日を過ごす 感謝・祝福・愛情などの気持ちを表すために、人に金品などを与える
明鏡国語辞典 届くようにする。ついて行く。見届ける。時を過ごす 感謝・祝福などの気持ちを込めて人に金品を与える。称号などを与える

Example(例)として、「書類を送る」は辞書的にも自然です。
書類は業務上の伝達物なので、そこに祝福や愛情を込める必要はありません。
反対に、「退職する上司に記念品を贈る」は、感謝と敬意が含まれるため「贈る」がしっくりきます。
これは、スーパーの袋に商品を入れて渡すのと、ラッピングした贈答品を手渡す違いに似ています。
どちらも“相手に渡す”行為ですが、後者には意味が一段深く乗るのです。

【辞書比較から見えるポイント】

  • 送るは「届ける・付き添う・見送る・過ごす」など、幅広い動作を含む
  • 贈るは「与える」だけでなく、感謝・祝福・愛情を含むケースが中心
  • 迷ったら、「その場面に心情表現が必要か」を確認すると選びやすい
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「送る」の意味と使い方を詳しく解説

Point(結論)として、「送る」はとても守備範囲が広い言葉です。
単に荷物を届けるだけでなく、人を見送る、時間を過ごす、順に移動させるなど、さまざまな場面で使えます。

Reason(理由)は、「送る」が“何かを先へ進める・届くようにする”という大きなイメージを持つからです。
そのため、モノ・情報・人・時間と、対象が変わっても成り立ちます。
つまり、「送る」は日常語としての幅が非常に広く、誤用しにくいのが特徴です。

用法 意味
物や情報を届くようにする 荷物を送る、メールを送る
人を派遣する 代表を送る、使者を送る
付き添ってある場所まで行く 駅まで送る、家まで送る
去る人・亡くなった人を見届ける 卒業生を送る、故人を送る
時間を過ごす 穏やかな毎日を送る
順に先へ移動させる バケツを手で送る、膝を送る

Example(例)として、「見積書を送ります」「駅まで送ります」「静かな老後を送る」はすべて自然です。
ここには共通して、何かを相手や先の場所に向かわせる感覚があります。
たとえば水路に水を流すように、書類・人・時間が前へ進むイメージです。
この“前へ流す感覚”が「送る」の核にあります。

  • 業務で使う:資料を送る、請求書を送る、連絡事項を送る
  • 日常で使う:子どもを学校まで送る、友人を駅まで送る
  • 人生・生活で使う:忙しい毎日を送る、幸せな老後を送る

    補足すると、「送る」は無難で広く使える反面、温かみを出したい場面ではやや事務的に響くことがあります。
    たとえば、母の日の花について「花を送った」と書けば間違いではありませんが、気持ちを前面に出したいなら「花を贈った」のほうが自然です。
    つまり、「送る」は正確で便利な言葉ですが、場面によっては少し温度が低く聞こえることもあるのです。

    「贈る」の意味と使い方を詳しく解説

    Point(結論)として、「贈る」は相手への思いをのせて渡すときに使う言葉です。
    プレゼントや花束だけでなく、賞や称号、感謝状にも使われます。

    Reason(理由)は、「贈る」が単なる移動や伝達ではなく、“価値あるものを相手に与える”という意味を含むからです。
    そこには、祝福・感謝・敬意・愛情など、何らかの前向きな気持ちが伴います。
    だからこそ、気持ちの見えにくいビジネス文章でも「贈る」を使うと、相手への敬意や配慮がやわらかく伝わります。

    用法 意味
    感謝・祝福・愛情を込めて品物や言葉を届ける プレゼントを贈る、花束を贈る、感謝の言葉を贈る
    功績をたたえて賞や表彰を与える 賞を贈る、感謝状を贈る
    官位・称号などを与える 名誉市民の称号を贈る、博士号を贈る

    Example(例)として、「友人に誕生日プレゼントを贈る」「母の日に花を贈る」「長年の功績に感謝状を贈る」はどれも自然です。
    ここで共通しているのは、相手を思う理由があることです。
    たとえるなら、「贈る」は封筒にただ書類を入れて渡す行為ではなく、相手のために時間をかけて選び、気持ちを込めて差し出す行為に近い言葉です。

    💡 贈るが向いている代表場面

    • 誕生日・結婚祝い・出産祝い・母の日などのプレゼント
    • お中元・お歳暮・手土産など、感謝を表す品物
    • 花束・感謝状・表彰状・記念品など、敬意を込めて渡すもの
    • 「言葉を贈る」のように、品物ではなく気持ちそのものを届ける表現

    補足すると、「贈る」は便利ですが、何にでも使えるわけではありません。
    たとえば「メールを贈る」「請求書を贈る」「毎日を贈る」は不自然です。
    気持ちがこもっていても、言葉として一般化していない対象には使えないことがあります。
    つまり、「贈る」は丁寧で美しい言葉ですが、使える場面は「送る」より狭いと覚えておきましょう。

    「送る」と「贈る」の共通点・違い

    「送る」と「贈る」は、どちらも相手へ何かを届ける点では共通しています。だからこそ、多くの人が混同します。
    しかし、両者はゴールが少し違います。送るのゴールは“届くこと”であり、贈るのゴールは“気持ちごと伝わること”です。

    具体例で考えてみましょう。

    友人にマグカップを届ける場面で、「ネット注文した商品をそのまま友人宅へ送る」なら、配送行為の説明なので「送る」が自然です。
    一方、「誕生日に合わせて相手の好みに合うマグカップを選び、メッセージカードも添えて渡す」なら、そこには祝福の気持ちがあるため「贈る」がぴったりです。

    物は同じマグカップでも、言葉の選び方は変わります。

    また、共通点があるからといって完全な言い換えになるわけではありません。

    「プレゼントを送る」は、配送手段を説明する文脈なら成立しますが、タイトルや見出しで検索意図を強く満たすなら「プレゼントを贈る」のほうが自然です。

    たとえるなら、「送る」と「贈る」は同じ道路を走る2台の車のようなものです。
    どちらも相手のもとへ向かいますが、「送る」は荷物を確実に届ける配送車、「贈る」は花束やギフトを丁寧に運ぶラッピングカーのようなイメージです。
    方向は同じでも、目的と印象が違うのです。

    【違いを一気に整理】

    • 共通点:どちらも相手に何かを届けることに関係する
    • 違い①:送るは「行為」、贈るは「気持ちを込めた行為」
    • 違い②:送るは対象が広い、贈るは対象が限定される
    • 違い③:送るは事務的・中立的、贈るは温かみ・敬意が出やすい

    迷わないための使い分けポイント

    🔑 使い分けボックス

    • 「荷物・資料・メール・人・時間」など、まず“届く/進む”ことが大事なら → 送る
    • 「プレゼント・花束・感謝状・記念品」など、相手への思いを込めるなら → 贈る
    • 配送手段を説明するときは「送る」、気持ちを強調するときは「贈る」と切り替える
    • 迷ったときは、“その文で伝えたい中心は何か”を考える
    覚え方のコツ:
    「送る」は運ぶ・届ける、「贈る」は選ぶ・想う・届けるです。
    つまり、気持ちのひと手間が入ったら「贈る」と考えると判断しやすくなります。

    「送る」と「贈る」の使い分け一覧表【シーン別】

    Point(結論)として、実際の文章では「何を届けるのか」ではなく、その文で何を中心に伝えたいのかで判断すると失敗しにくくなります。

    Reason(理由)は、同じ品物でも文脈によって自然な漢字が変わるからです。
    たとえば、プレゼントでも「宅配便で送った」と書けば配送方法の説明になり、「心を込めて贈った」と書けば気持ちの説明になります。
    つまり、対象よりも焦点が大切です。

    シーン 使う漢字 理由
    荷物を届ける 送る 物理的に届くようにする行為だから
    メール・LINE・資料を届ける 送る 情報や書類の伝達だから
    駅まで付き添う 送る 相手に付き添って移動する意味だから
    卒業生・退職者を見送る 送る 去る人を見届ける意味だから
    毎日・人生を過ごす 送る 時間を過ごす意味だから
    誕生日プレゼント 贈る 祝福の気持ちを込めるから
    結婚祝い・出産祝い 贈る お祝いの気持ちが中心だから
    お中元・お歳暮 贈る 日頃の感謝を表す品だから
    感謝状・記念品・賞 贈る 敬意や功績をたたえて与えるから
    祝電 送る/贈る 配送を意識するなら送る、祝福を強めるなら贈る

    補足として、迷ったときは「文の主役は配送か、気持ちか」を考えてください。
    たとえば同じ花束でも、「花屋から会場へ花束を送った」は配送中心、「お世話になった先生へ花束を贈った」は気持ち中心です。
    この見分け方を身につけると、ほぼすべての場面で応用できます。

    「送る」を使った例文10選

    ここでは「送る」の代表例文を、解説つきで10個紹介します。
    例文は短くても、どの意味で使われているかまで理解することが大切です。
    単に丸暗記するのではなく、「なぜ送るなのか」を意識しながら読むと、応用力がつきます。

    • 資料をメールで送ります。
      → 情報を届ける行為なので「送る」です。ビジネスで最もよく使う形です。
    • 請求書を本日中に送ります。
      → 書類の伝達であり、感謝や祝福を表すわけではないため「送る」が自然です。
    • 友人を駅まで送った。
      → 相手に付き添ってある場所まで行く意味です。
    • 終電がなくなったので、同僚を家まで送った。
      → これも送迎の意味で使う「送る」です。
    • 卒業生を送る会が開かれた。
      → 去る人を見届ける意味で使います。
    • 故人を静かに送った。
      → 葬送・見送りの意味で、厳かな場面でも用いられます。
    • 祖父母は穏やかな毎日を送っている。
      → 時間や生活を過ごす意味です。
    • 学生時代は部活中心の日々を送っていた。
      → 「日々を過ごす」という定番表現です。
    • バケツを手から手へ送って消火した。
      → 順番に先へ回していく意味です。
    • 狭い席で膝を送って奥へ進んだ。
      → 体の一部を前へ出す意味でも「送る」を使います。
    • 取引先に見本品を送った。
      → 商品や物品を相手へ届けるだけなので「送る」です。
    • 応援の拍手を送った。
      → 慣用的に「拍手を送る」と言います。贈るは一般的ではありません。

    たとえ話でいえば、「送る」はベルトコンベアのような言葉です。
    物でも人でも情報でも、先の場所へ進めるイメージがあれば使いやすい言葉です。
    このイメージを持つと、「毎日を送る」「視線を送る」「拍手を送る」といった少し抽象的な表現も理解しやすくなります。

    「贈る」を使った例文10選

    次に、「贈る」の例文を見ていきましょう。
    こちらは「送る」より使用範囲が狭いぶん、気持ちの方向がはっきりしているのが特徴です。
    何を渡したかより、どういう思いで渡したかに注目して読むと理解しやすくなります。

    • 友人の誕生日に腕時計を贈った。
      → 祝福の気持ちを込めて渡すので「贈る」です。
    • 母の日にカーネーションを贈った。
      → 感謝の気持ちが中心の場面です。
    • 結婚する同僚に食器セットを贈った。
      → お祝いの品は「贈る」が基本です。
    • 退職する上司へ記念品を贈った。
      → 感謝と敬意を表す場面です。
    • お世話になった先生に花束を贈った。
      → 相手への敬意や感謝がこもっています。
    • 祖父母に感謝の言葉を贈った。
      → 品物だけでなく、言葉にも使えます。
    • 地域に貢献した団体へ感謝状を贈った。
      → 功績をたたえる意味で用います。
    • 優れた作品に文学賞が贈られた。
      → 賞を与える場面の定型表現です。
    • 功績をたたえ、名誉市民の称号が贈られた。
      → 称号や位を与える場面にも使います。
    • 入院中の親戚にお見舞いの品を贈った。
      → 相手を思いやる気持ちがあるため「贈る」が自然です。
    • 日頃の感謝を込めて、お歳暮を贈った。
      → お中元・お歳暮は感謝を形にしたものなので「贈る」が適切です。
    • 旅立つ後輩にはなむけの言葉を贈った。
      → 気持ちを込めたメッセージとして自然な表現です。

    たとえるなら、「贈る」はリボンのついた箱です。
    中身が何であれ、そこには「あなたのために選びました」という心が入っています。
    だからこそ、単なる配送や伝達の話に使うと少し大げさに聞こえるのです。

    よくある間違いと誤用パターン

    「送る」と「贈る」は、読みが同じなので変換ミスや思い込みによる誤用がとても多い言葉です。
    特に、丁寧に見せたい気持ちから何でも「贈る」を選んでしまう人がいますが、これは逆効果になることがあります。
    なぜなら、「贈る」は美しい言葉である反面、使える場面が限られているからです。

    よくある誤用の一つが、資料・請求書・見積書に「贈る」を使うケースです。
    たとえば「資料を贈ります」と書くと、相手にプレゼントでも渡すような不自然さが出ます。
    業務のやりとりは基本的に伝達なので、「送る」が適切です。

    また、「幸せな毎日を贈る」「学生時代を贈る」のように、時間を過ごす意味で「贈る」を使うのも誤りです。
    この場合は「送る」が正解です。時間や日々は、気持ちを込めて相手へ与えるものではなく、自分が過ごしていくものだからです。
    たとえば、人生を川に浮かぶ舟にたとえるなら、日々は前へ進んでいくものなので「送る」が合います。

    さらに迷いやすいのが、プレゼントを配送した場合です。
    「プレゼントを送る」も絶対に誤りとはいえません。
    配送方法を説明するなら自然だからです。
    しかし、見出しや本文で相手への祝福を伝えたいなら「贈る」のほうが適切です。
    つまり、間違いかどうかではなく、何を強調したいかで選ぶ必要があります。

    ⚠ よくある間違いまとめ

    • 資料を贈る → × 資料を送る → ○
    • 請求書を贈る → × 請求書を送る → ○
    • 幸せな毎日を贈る → × 幸せな毎日を送る → ○
    • 誕生日プレゼントを送る → 文脈次第 気持ち重視なら贈る
    • お見舞いの品を送る → 配送の説明なら可、気持ち重視なら贈る

    類語との違いも整理しよう【あげる・与える・授ける・届ける】

    「送る」「贈る」をより深く理解するには、似た言葉との違いも見ておくと効果的です。

    語句 意味の特徴 違い
    送る 届くようにする・進める 配送・伝達・送迎・時間の経過まで含む広い語
    贈る 気持ちを込めて与える 祝福・感謝・敬意を伴う、やや改まった語
    あげる 相手に渡す一般的表現 口語的で日常会話向き。改まった文章では軽く見えることもある
    与える 相手に何かを授ける やや硬い表現。感情より作用・影響に重点がある
    届ける 相手の元に着かせる 到達そのものを明確に言いたいときに使う
    授ける 目上から与える 賞・学位・権限などに向き、日常的な贈り物にはあまり使わない

    たとえば、子どもが母親に花を「あげる」は自然ですが、母の日の記事タイトルなら「贈る」のほうが検索ユーザーの期待に合います。
    逆に、宅配業者が「花を贈る」と書くと、商品説明としてはやや情緒的すぎることもあります。
    このように、類語まで見比べると、日本語の細かな温度差が見えてきます。

    「送る」と「贈る」に関するよくある疑問Q&A

    Q. ビジネスメールで「資料をおくります」はどちらが正しいですか?
    「送る」が正解です。
    資料・請求書・見積書などは、相手に届くようにする業務上の伝達物だからです。
    ここで「贈る」を使うと、贈答品のようなニュアンスが出て不自然になります。
    ビジネス文書では、感情表現よりも正確さが重要なので、基本は「送る」を選びましょう。
    Q. 誕生日プレゼントは「送る」と「贈る」のどちらですか?
    気持ちを表すなら「贈る」が適切です。
    誕生日プレゼントは祝福の気持ちを込めて渡すものなので、「贈る」が自然です。
    ただし、「宅配便で送った」のように配送方法を説明したい場合は「送る」も使えます。
    つまり、プレゼント自体よりも、文の焦点が気持ちか配送かで使い分けるのがポイントです。
    Q. お見舞いの品はどちらを使うべきですか?
    一般には「贈る」が自然です。
    お見舞いの品には、相手の回復を願う思いやりの気持ちが込められているからです。
    お祝いではなくても、「心を込めて届ける」という点で「贈る」に当てはまります。
    ただし、配送手段の説明だけをしたい場合には「送る」が使われることもあります。
    Q. 祝電や弔電はどちらを使いますか?
    祝電は「送る/贈る」どちらも文脈次第で使えますが、弔電は基本的に「送る」です。
    祝電は祝福のメッセージとして「贈る」とも言えますが、一般には「送る」が多いです。
    一方、弔電はお悔やみの連絡であり、祝福や授与の意味ではないため「贈る」は不自然になりやすいです。
    Q. 迷ったときはどちらを選べば安全ですか?
    まずは「送る」を選ぶと大きな間違いになりにくいです。
    「送る」は範囲が広く、荷物・情報・人・時間など多くの対象に使えるからです。
    ただし、相手への感謝・祝福・敬意をしっかり表したい場面では「贈る」を選ぶことで、より自然で温かい表現になります。元記事でも同じ整理がされています。
    Q. 英語ではどう言い分けますか?
    「送る」は send、「贈る」は give や present が近いです。
    ただし、完全に1対1で対応するわけではありません。
    たとえば「メールを送る」は send、「賞を贈る」は present an award のように言い換えます。
    英語でも、単なる伝達か、敬意や祝福を込めた授与かで表現が変わると考えると理解しやすいです。

    まとめ

    ✏️ 「送る」と「贈る」の違い まとめ

    📦 送る

    • 届ける行為そのもの
    • 荷物・資料・メール・人・時間に使える
    • 幅広く使えるので迷ったときに無難

    🎁 贈る

    • 気持ちを込めて与える行為
    • プレゼント・花束・感謝状・賞などに使う
    • 祝福・感謝・敬意を表したい場面に最適
    結論として、「送る」と「贈る」はどちらも相手へ何かを届ける言葉ですが、送るは“届くこと”が中心贈るは“心を添えて届けること”が中心です。文章で迷ったら、「この文で説明したいのは配送・伝達なのか、それとも祝福や感謝なのか」を考えてみてください。その一歩が、自然で伝わる日本語につながります。

    判断に迷ったときは「送る」を選べば大きな間違いにはなりません。
    ただし、相手への気持ちを伝えたい場面では「贈る」を使うことで、より心のこもった表現になります。
    日常会話でも、ブログ記事でも、ビジネスメールでも、この違いを理解しておくと表現の精度がぐっと上がります。
    最後まで読んだ今なら、「プレゼントを送る」と「プレゼントを贈る」の違いを、自分の言葉で説明できるはずです。

    この記事を書いた人

    佐藤 香織
    北海道大学在学中に教員免許を取得。現在はオンラインで、小・中学生を対象に国語・英語の個人レッスンを行っています。
    これまで多くの子どもたちと向き合ってきた経験を活かし、学習のコツや保護者の方に役立つ情報を、専門的な視点からわかりやすく発信しています。

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