「秘密」と「機密」の違いは?意味・使い方の違いを辞書比較と例文5選で徹底解説

「秘密」と「機密」、どちらも"隠しておくもの"というイメージがありますよね。

ビジネスメールや契約書で「機密情報」「秘密保持」といった言葉を目にして、「この2つって何が違うんだろう?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、「秘密」は個人から組織まで幅広く使える一般的な言葉で、「機密」は国家や企業など組織レベルの重要な情報に使います。

つまり、重要度と使われる範囲が違うのです。

この記事では、「秘密」と「機密」の意味の違いを、3つの辞書を比較しながらわかりやすく解説します。

さらに、実際の使い分けがわかる例文5選やクイズも用意しました。

読み終わるころには、ビジネスシーンでも迷わず使い分けられるようになりますよ。

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「秘密」と「機密」の違いとは?

まずは「秘密」と「機密」の違いを、シンプルにお伝えします。

細かい意味や使い方は後ほど詳しく解説しますので、ここではざっくりとしたイメージをつかんでください。

一言でいうと「範囲」と「重要度」の違い

「秘密」と「機密」の一番大きな違いは、使われる範囲と情報の重要度です。

「秘密」は、個人的なことから会社のことまで幅広く使えます。

たとえば、友達に打ち明ける恋愛話も「秘密」ですし、会社の人事情報も「秘密」と呼べます。

日常会話からビジネスまで、隠しておきたいこと全般に使える便利な言葉です。

一方で「機密」は、もっと限定的。国家や企業など組織が管理する重要な情報に対して使います。

「機密文書」「機密情報」のように、漏れたら大きな損害につながるような、重みのある情報に使うのが特徴です。

私の知人に、転職して初めて「機密保持契約」にサインした人がいます。

その人は「秘密保持じゃないの?」と疑問に思ったそうですが、扱う情報が企業の核心に関わるものだったため、あえて「機密」という言葉が使われていたんですね。

このように、ビジネスの現場では意図的に使い分けられていることも多いです。

「秘密」と「機密」の違い比較表

2つの違いを表にまとめました。

比較項目 秘密 機密
使う範囲 個人〜組織まで幅広い 国家・企業など組織レベル
重要度 軽いものから重いものまで様々 漏洩すると重大な損害が出るレベル
日常会話での使用 よく使う ほとんど使わない
ビジネスでの使用 幅広く使う 重要書類・契約書など限定的
ニュアンス 「隠しておきたいこと」全般 「絶対に漏らしてはいけない重要事項」
秘密の恋、秘密の計画、企業秘密 機密文書、機密情報、軍事機密

このように並べてみると、「機密」のほうが使える場面が限られていて、より重い意味を持つことがわかりますね。

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「秘密」の意味と使い方

まずは「秘密」という言葉について、辞書での定義から使われる場面、関連表現まで詳しく見ていきましょう。

「秘密」の辞書的な意味

「秘密」を辞書で引くと、次のような意味が載っています。

デジタル大辞泉(小学館)
他人に知られないようにすること。隠して人に見せたり教えたりしないこと。また、そのようなさまやそのような事柄。

精選版 日本国語大辞典
公にしないこと。隠して他におしえないこと。また、その事柄やさま。

どちらの辞書にも共通しているのは、「隠して人に教えない」という行為や状態を表す言葉だということ。

「秘密」は名詞としても形容動詞としても使えるので、「秘密にする」「秘密な話」のように幅広い表現が可能です。

また、「秘密」にはもうひとつ「人に知らせない奥の手、秘訣」という意味もあります。

「成功の秘密」「若さの秘密」といった使い方がこれに当たりますね。

「秘密」が使われる場面

「秘密」は、日常生活からビジネスまで、本当に幅広い場面で使われます。

🔹 日常生活での「秘密」

  • 友人との内緒話(「これ、秘密ね」)
  • サプライズパーティーの計画
  • 家族にも言えない個人的な悩み
  • 恋愛に関すること(「秘密の恋」)

🔹 ビジネスでの「秘密」

  • 人事異動の情報
  • 新商品の開発内容
  • 取引先との契約条件
  • 社内の経営方針

このように「秘密」は、軽い内緒話から会社の重要情報まで、隠しておきたいこと全般に使える万能な言葉です。

友達との会話でも、ビジネスメールでも違和感なく使えるのが特徴ですね。

「秘密」を使った表現・熟語

「秘密」を含む表現や熟語をまとめました。日常でよく見かけるものばかりです。

表現・熟語 意味
秘密にする 他人に知らせないようにする
秘密を守る 知っていることを漏らさない
秘密を打ち明ける 隠していたことを話す
秘密裏(ひみつり) 人に知られないように物事を行うさま
企業秘密 会社が外部に漏らさないよう管理する情報
秘密主義 何でも隠そうとする態度・傾向
公然の秘密 表向きは秘密だが、実際は多くの人が知っていること

ちなみに、同僚の話なのですが、彼女は「公然の秘密」という言葉の意味を知らず、上司から「あの件は公然の秘密だから」と言われて、本当に誰にも言わなかったそうです。

後から「みんな知ってたよ」と聞いて恥ずかしかった、と笑っていました。

言葉の意味を正しく知っておくって大切ですね。

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「機密」の意味と使い方

続いて「機密」について見ていきましょう。

「秘密」と比べると、使われる場面がかなり限定されていることがわかります。

「機密」の辞書的な意味

「機密」を辞書で引くと、次のような意味が載っています。

デジタル大辞泉(小学館)
《枢機に関する秘密の意》政治・軍事上、きわめて重要な事柄についての秘密。

goo類語辞書
枢機(すうき)に関する秘密の意で、政治的・軍事的に国家にとって重要な場合に用いられる。したがって「機密」は、日常一般には用いられない。

ここで出てくる「枢機(すうき)」とは、「物事の最も重要な部分」という意味です。

つまり「機密」は、組織の根幹に関わるような、絶対に漏らしてはいけない重要な秘密を指します。

辞書の説明にもある通り、「機密」はもともと国家や軍事に関する情報に使われていた言葉です。

現代ではビジネスシーンでも使われますが、それでも「漏洩したら重大な損害が出るレベルの情報」というニュアンスは変わりません。

「機密」が使われる場面

「機密」は、日常会話ではほとんど使いません。主に以下のような場面で登場します。

🔹 国家・政治の場面

  • 外交交渉の内容
  • 軍事作戦や防衛計画
  • 国家安全保障に関わる情報
  • 特定秘密保護法で守られる情報

🔹 企業・ビジネスの場面

  • 未公開の経営戦略
  • 特許出願前の技術情報
  • M&A(企業買収)の計画
  • 顧客の個人情報データベース

「機密」が付く情報は、漏れた場合に国家の安全が脅かされたり、企業が数億円規模の損害を被ったりする可能性があるもの。

だからこそ、厳重な管理体制のもとで扱われます。

友人が大手メーカーに勤めているのですが、入社時に「機密保持に関する誓約書」にサインしたそうです。

退職後も一定期間は開発情報を口外できないという内容で、「秘密」ではなく「機密」という言葉が使われていたのが印象的だった、と話していました。

それだけ重みのある言葉なんですね。

「機密」を使った表現・熟語

「機密」を含む表現や熟語をまとめました。

ニュースや契約書でよく見かける言葉が多いです。

表現・熟語 意味
機密情報 組織にとって極めて重要で、外部に漏らしてはいけない情報
機密文書 機密事項が記載された書類
機密保持 機密が外部に漏れないよう守ること
機密保持契約(NDA) 機密情報を第三者に漏らさないことを約束する契約
機密漏洩(ろうえい) 機密情報が外部に漏れてしまうこと
軍事機密 軍や国防に関する重要な秘密情報
国家機密 国の安全や利益に関わる重要な秘密情報

「機密」という言葉が付くだけで、情報の重要度がぐっと上がる印象がありますよね。

ビジネス文書で「機密」と書かれていたら、取り扱いには細心の注意が必要です。

【辞書比較】3つの辞書で「秘密」と「機密」を調べてわかったこと

ここでは、複数の辞書を比較することで「秘密」と「機密」の違いをより深く掘り下げてみます。

辞書によって説明の仕方が微妙に異なるため、比較することで言葉のニュアンスがより明確になります。

広辞苑・大辞林・明鏡国語辞典での比較

今回、「秘密」と「機密」の違いを調べるために、デジタル大辞泉(小学館)、精選版 日本国語大辞典、goo類語辞書の3つを比較しました。

▼「秘密」の辞書比較

辞書名 「秘密」の説明
デジタル大辞泉 他人に知られないようにすること。隠して人に見せたり教えたりしないこと。また、そのようなさまやそのような事柄。
精選版 日本国語大辞典 公にしないこと。隠して他におしえないこと。また、その事柄やさま。
goo類語辞書 私的な事柄にも、公的な事柄にも用いられる。

▼「機密」の辞書比較

辞書名 「機密」の説明
デジタル大辞泉 《枢機に関する秘密の意》政治・軍事上、きわめて重要な事柄についての秘密。
精選版 日本国語大辞典 (枢機に関する秘密の意)非常に重要な秘密の事柄。特に、政治上、軍事上の秘密にいう。
goo類語辞書 枢機に関する秘密の意で、政治的・軍事的に国家にとって重要な場合に用いられる。日常一般には用いられない。

辞書比較から見えた共通点と違い

3つの辞書を比較してみると、いくつかの共通点と違いが浮かび上がってきました。

【共通点】

どの辞書でも、「秘密」と「機密」には次のような共通点があります。

  • どちらも「隠して他人に教えない」という基本的な意味を持つ
  • 「機密」の説明には、すべての辞書で「枢機に関する」という表現が使われている
  • 「機密」は政治・軍事との関連が必ず言及されている

【違い】

一方で、次のような違いも見えてきました。

  • 「秘密」は使用範囲が広い:goo類語辞書では「私的な事柄にも、公的な事柄にも用いられる」と明記されている
  • 「機密」は使用範囲が限定的:goo類語辞書では「日常一般には用いられない」とはっきり書かれている
  • 「機密」には重要度の強調がある:「きわめて重要」「非常に重要」という表現が各辞書で使われている

【比較から得られた結論】

3つの辞書を比較した結果、「秘密」と「機密」の違いは次のように整理できます。

ポイント 秘密 機密
基本の意味 隠して教えないこと全般 組織の根幹に関わる重要な秘密
使用範囲 私的〜公的まで幅広い 国家・企業など組織レベルに限定
日常での使用 日常的に使う 日常一般には使わない
重要度 軽いものから重いものまで様々 必ず「きわめて重要」なもの

このように辞書を比較してみると、「機密」という言葉がいかに重みのある言葉か、より実感できますね。

日常会話で「それ、機密だから」と言うと少し大げさに聞こえるのは、本来が国家や軍事レベルの秘密を指す言葉だからなのです。

「秘密」と「機密」の例文5選

ここまで「秘密」と「機密」の意味や違いを解説してきましたが、実際の使い方がイメージしにくいという方も多いでしょう。

そこで、具体的な例文を5つご紹介します。場面ごとの使い分けを確認していきましょう。

例文①:個人的な「秘密」

まずは、日常生活でよく使う「秘密」の例文です。

例文:

  • 「実は来月、彼女にプロポーズするんだ。まだ秘密にしておいてね」
  • 「子どものころ、押し入れに秘密の宝箱を隠していた」
  • 「親友だから何でも話せるけど、これだけは秘密にしている」

ポイント:

個人的な内緒話やプライベートなことには「秘密」を使います。
友人同士の会話や家族との日常的なやり取りでは、ほぼ100%「秘密」が使われます。
「機密」だと大げさすぎて不自然ですね。

例文②:組織内の「秘密」

次は、会社や団体の中で使う「秘密」の例文です。

例文:

  • 「人事異動の情報は、発表まで秘密にしてください」
  • 「この企画はまだ社内でも秘密なので、口外しないように」
  • 「取引先との契約内容は、社外として扱っています」

ポイント:

ビジネスシーンでも「秘密」は幅広く使えます。
事情報や未発表の企画など、社内で共有を限定したい情報に対して使うのが一般的です。
「社外秘」という表現もよく使われますね。

例文③:企業の「機密」

ここからは「機密」の例文です。まずは企業で使われるケースを見てみましょう。

例文:

  • 「この技術情報は当社の機密事項ですので、取り扱いには十分ご注意ください」
  • 「入社時に機密保持契約(NDA)を締結していただきます」
  • 機密文書は施錠できるキャビネットで保管すること」

ポイント:

企業の核心に関わる重要な情報には「機密」を使います。
特許出願前の技術、M&Aの計画、顧客データベースなど、漏洩すれば企業に重大な損害を与える情報が該当します。
契約書や社内規定では「機密」という言葉が好んで使われます。

例文④:国家の「機密」

「機密」の本来の使い方である、国家レベルの情報についての例文です。

例文:

  • 「外交交渉の内容は国家機密に該当するため、公開されていない」
  • 「軍事機密の漏洩は、国の安全保障に重大な影響を及ぼす」
  • 「特定秘密保護法により、機密情報の取り扱いは厳格に管理されている」

ポイント:

国防や外交に関する情報は「機密」の中でも最も重い部類に入ります。
ニュースで「機密漏洩」という言葉を聞くときは、多くの場合このレベルの情報を指しています。

例文⑤:「秘密」と「機密」を使い分ける場面

最後に、同じような場面で「秘密」と「機密」を使い分ける例を見てみましょう。

▼ 会社の新商品情報について

表現 例文 ニュアンス
秘密 「新商品の発売日は、まだ秘密です」 発表前なので公開していない、という軽めのニュアンス
機密 「新商品の製造技術は機密情報です」 企業の競争力に関わる重要な情報、という重いニュアンス

▼ 契約に関する情報について

表現 例文 ニュアンス
秘密 「契約内容は秘密にしてください」 他言しないでほしい、という一般的なお願い
機密 「契約内容は機密保持義務の対象です」 法的拘束力があり、漏洩すれば責任が問われるという厳格なニュアンス

このように、同じ「情報を隠す」という意味でも、「秘密」と「機密」では伝わる重みがまったく違います。

状況に応じて使い分けることで、相手に正確なニュアンスを伝えることができますね。

【クイズ】「秘密」と「機密」正しいのはどっち?

ここまでの内容を理解できたか、クイズで確認してみましょう。

それぞれの場面で「秘密」と「機密」のどちらが適切か、考えてみてください。

第1問:友人との約束

【問題】
友人から「来週、彼氏の誕生日にサプライズパーティーを開くの。絶対に(  )にしておいてね!」と言われました。

(  )に入るのは「秘密」「機密」どちらでしょう?

【答え】秘密

【解説】
友人同士の内緒話には「秘密」を使います。
サプライズパーティーの計画は個人的な事柄なので、「機密」を使うと大げさすぎて不自然です。
日常会話では基本的に「秘密」と覚えておきましょう。

第2問:会社の新製品情報

【問題】
あなたは新製品開発チームのメンバーです。

上司から「この製品の設計図は社外に絶対漏らしてはいけない(  )情報だ」と言われました。

(  )に入るのは「秘密」「機密」どちらでしょう?

【答え】機密

【解説】
企業の競争力に直結する設計図や技術情報は「機密」を使います。
漏洩すれば会社に重大な損害を与える可能性がある情報だからです。
「秘密情報」でも間違いではありませんが、重要度を強調する場面では「機密」がより適切です。

第3問:国の外交文書

【問題】
ニュースで「政府は外交交渉に関する(  )文書を公開しない方針を示した」と報じられていました。

(  )に入るのは「秘密」「機密」どちらでしょう?

【答え】機密

【解説】
国家の外交や安全保障に関わる情報には「機密」を使います。
これは「機密」という言葉の本来の使い方です。
「秘密文書」という表現も存在しますが、国家レベルの重要文書を指す場合は「機密文書」が一般的です。

第4問:恋愛の話

【問題】
職場の同僚に「実は私、同じ部署の田中さんのこと好きなんだ。

これ、二人だけの(  )ね」と打ち明けられました。

(  )に入るのは「秘密」「機密」どちらでしょう?

【答え】秘密

【解説】
恋愛話のような個人的な内容には「秘密」を使います。
もし「二人だけの機密ね」と言ったら、まるでスパイ映画のワンシーンのようで、冗談として受け取られるでしょう。
プライベートな話題では「秘密」が自然です。

【クイズのまとめ】

問題 場面 答え 判断のポイント
第1問 友人との約束 秘密 個人的な内緒話 → 秘密
第2問 会社の新製品情報 機密 企業の重要情報 → 機密
第3問 国の外交文書 機密 国家レベルの重要情報 → 機密
第4問 恋愛の話 秘密 プライベートな話題 → 秘密

いかがでしたか?迷ったときは「日常会話で使うか、組織の重要情報か」を基準に考えると、使い分けがしやすくなりますよ。

「秘密」「機密」に関するQ&A

「秘密」と「機密」について、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。

関連する言葉の違いも解説していますので、参考にしてください。

Q1. 「極秘」と「機密」はどう違う?

A. 「極秘」は「機密」よりもさらに重要度が高い秘密です。

「極秘」と「機密」は、どちらも組織の重要な秘密を指しますが、重要度のレベルが異なります。

実は、官公庁や企業では秘密情報を重要度によって分類しています。一般的な分類は以下の通りです。

区分 重要度 内容
機密 最高 漏洩した場合、国家や組織に極めて重大な損害を与える情報
極秘 漏洩した場合、国家や組織に重大な損害を与える情報
漏洩した場合、国家や組織に損害を与える情報

ただし、日常会話やビジネスシーンでは「機密」と「極秘」を厳密に区別せず使うことも多いです。

どちらも「とても重要な秘密」という意味で使われています。

Q2. 「秘密保持契約」と「機密保持契約」どちらが正しい?

A. どちらも正しく、同じ意味で使われます。

「秘密保持契約」と「機密保持契約」は、名称は違いますが内容や法的効力に違いはありません

どちらも英語の「NDA(Non-Disclosure Agreement)」を日本語にしたものです。

契約書のタイトルとしては「秘密保持契約書」が使われることが多いですが、企業によっては「機密保持契約書」と呼ぶところもあります。

重要なのは名称よりも、契約書に書かれている内容です。

▼ 呼び方の違い一覧

呼び方 説明
秘密保持契約 最も一般的な呼び方
機密保持契約 秘密保持契約と同じ意味
NDA Non-Disclosure Agreementの略。ビジネスでよく使われる
守秘義務契約 秘密保持契約と同じ意味

Q3. 「社外秘」は「秘密」「機密」どちらに近い?

A. 「秘密」と「機密」の中間程度で、どちらかといえば「秘密」に近い言葉です。

「社外秘」とは、会社の外部に出してはいけない情報のことです。

社内では共有されているけれど、取引先や一般の人には見せられない情報を指します。

「機密」が「漏洩したら重大な損害が出るレベル」の情報を指すのに対し、「社外秘」はそこまで深刻ではない社内限定の情報も含みます。

▼ 重要度による分類イメージ

分類 重要度 具体例
機密 最高 経営の核心に関わる戦略、特許出願前の技術情報
社外秘 中〜高 社内マニュアル、取引先リスト、会議資料
秘密 低〜高 個人情報から国家機密まで幅広い

Q4. 英語では「秘密」と「機密」をどう訳し分ける?

A. 「秘密」は「secret」、「機密」は「confidential」や「classified」が使われます。

英語でも日本語と同じように、秘密の重要度によって使う単語が変わります。

英語 意味 使われる場面
secret 秘密の 日常会話からビジネスまで幅広く使える
confidential 機密の、社外秘の ビジネス文書、契約書など
classified 機密扱いの、極秘の 政府機関、軍事関連など

▼ 使い方の例

  • secret:This is our secret.(これは私たちの秘密だ)
  • confidential:This document is confidential.(この文書は機密です)
  • classified:Classified information was leaked.(機密情報が漏洩した)

ビジネス文書に「社外秘」と書きたい場合は、「confidential」を使うのが一般的です。

Q5. 子どもに違いを説明するならどう言えばいい?

A. 「秘密は誰でも持てる内緒話、機密は国や会社の大事な内緒話」と説明するとわかりやすいです。

子どもに説明するなら、次のような言い方がおすすめです。

【秘密】
「〇〇ちゃんだけに教えるね」っていう内緒話のこと。友達との約束や、サプライズの計画みたいに、誰にでも秘密はあるよね。

【機密】
国や会社が持っている、すごく大事な秘密のこと。たとえば、新しいゲームを作っている会社が「発売前のゲームの中身」を絶対に教えないのは、それが「機密」だから。もし誰かにバレたら、会社がすごく困っちゃうんだ。

【ポイント】
「秘密」は身近な内緒話、「機密」は大人の世界の大事な秘密、というイメージで伝えると理解しやすいでしょう。

まとめ:「秘密」と「機密」を正しく使い分けよう

この記事では、「秘密」と「機密」の違いについて、辞書比較や例文を交えながら解説してきました。

最後に、ポイントをおさらいしましょう。

▼ 「秘密」と「機密」の違いまとめ

ポイント 秘密 機密
意味 隠して人に教えないこと全般 組織の根幹に関わる重要な秘密
使用範囲 個人〜組織まで幅広い 国家・企業など組織レベル
日常会話 よく使う ほとんど使わない
重要度 軽いものから重いものまで様々 漏洩すると重大な損害が出るレベル

▼ 使い分けの判断基準

🔹 友達や家族との内緒話 → 「秘密」

🔹 会社の一般的な社内情報 → 「秘密」

🔹 企業の競争力に関わる重要情報 → 「機密」

🔹 国家の安全保障に関わる情報 → 「機密」

迷ったときは、「日常会話で使える内緒話なら秘密、組織にとって絶対に漏らせない重要情報なら機密」と覚えておくと判断しやすくなります。

ビジネスシーンでは、契約書や社内文書で「機密」という言葉を目にする機会も増えてきます。

この記事で解説した違いを押さえておけば、適切な場面で正しく使い分けられるようになるでしょう。

言葉の意味を正確に理解して使いこなすことは、社会人としての信頼にもつながります。

ぜひ今日から、「秘密」と「機密」を意識して使い分けてみてください。

著者・監修者情報

日本語ライター/語彙研究家。幼い頃から日本語や言葉の響きに深い関心を持ち、
言葉の意味や使い分けを体系的に学んできました。
現在は「日本語の奥深さをわかりやすく伝える」をテーマに、記事執筆・監修を行っています。

資格・経歴

  • 2012年:日本語検定1級 取得
  • 2012年:日本語文章能力検定1級 取得
  • 日本語教育・語彙研究分野での執筆・監修活動(累計100記事以上)

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※本記事は日本語学習・語彙研究の観点から執筆・監修されています。
※内容は複数の国語辞典・文化庁資料を参考に、独自の視点で再構成しています。

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