名前に「珠」という字を使用することに否定的な噂が存在するようですね。
この風聞の根拠と、それに対する私の見解をお話ししましょう。
「珠」自体に悪い意味はなく、名付けに使用しても問題はありません。
特に女の子の名前に多用されることがあります。
近年では、男の子の名前としても選ばれることが増えていますが、「NG」とされることもありますね。
今回は、以下の点に焦点を当ててご紹介します。
- 名前に「珠」を使うと良くないとされる理由
- 「珠」が名前に適している理由
- 「珠」の名前の現在の人気度
これを読むことで、「珠」に関する不安や疑問が解消されるでしょう。
名前に「珠」を使うと良くないとされる5つの噂
名前に「珠」を使うと良くないとされる主な理由は以下の5点です。
- 「珠」は真珠を連想させ、葬式のイメージがある
- 「珠」を含む名前は読みにくいことが多い
- 「珠」は女性的な印象が強く、男の子には不向きとされることがある
- 「珠」を使った名前はキラキラネームになりがち
- 「珠」の名前は口頭での説明が困難
真珠と葬式のイメージ
名前に「珠」を使うと良くないとされる最初の理由は、「真珠=葬式のイメージ」があるためです。
お葬式で許されるアクセサリーといえば、真珠が代表的です。
真珠は「涙の象徴」とされ、故人への哀悼の意を表すことがあります。
「月の涙」とも称されるほどです。
ただし、真珠は祝いの場でも使用されるため、葬儀専用の宝石ではありません。
しかし、葬式でよく目にするため、一部の人々は「珠」という漢字に不吉な印象を持つことがあります。
「珠」の名前、読み方の複雑さ
「珠」が名前に適さないとされる二番目の理由は、その読み方の複雑さです。
「珠」には様々な読み方があります。
- シュ(音読み)
- たま(訓読み)
- じゅ、す、み(名乗り)
これらの多様な読み方に加えて、他の漢字と組み合わせることで、さらに読み方のバリエーションが増えます。
例えば、以下のような「珠」を含む名前を見てみましょう。これらを正確に読むことは容易ではありませんね。
後ほど、「珠」を使う男・女の子の名前の例を記載してますので、参考にしてくださいね!
- 佳珠生(かずき)
- 彩珠(あす)
- 依珠凪(いずな)
- 光珠(あきみ)
- 和珠(あいみ)
- 羽珠(うみ)
- 亜珠也(あすや)
- 麻珠(あさみ)
- 亜珠磨(あすま)
- 亜珠花(あすか)
- 愛珠(あいしゅ)
- 来珠(くるみ)
- 圭珠(けいじゅ)
- 賀珠人(かずと)
正直、私も多くの名前を正確に読むことは難しいです。
このように、読みにくい名前になりがちなため、一部の人々は「名前に使うべきではない」と考えることがあります。
「珠」の女性的なイメージ
「珠」が名前に適さないとされる三番目の理由は、「珠」という漢字は、「美しい」「宝石、宝玉」という意味を持ち、非常に美しいイメージを持っています。
しかし、このために女性の名前によく使われる傾向があり、男の子の名前にはあまり適していないと考える人もいます。
この点を強調することで、一部では「珠」を使った名前は避けるべきだという意見も出ています。
しかし、どんな事実にもポジティブな面とネガティブな面が存在します。
過去には「珠」の字を名前に使うことに対して否定的な見方がありましたが、現代ではそれほど気にする必要はないでしょう。
「珠」を使った名前のキラキラ感
「珠」が名前に適さないとされる四番目の理由は、キラキラネームになりやすい点です。
個人的な見解ですが、「珠」は特にキラキラネームを好む方々に選ばれることが多い漢字です。
女優の小沢真珠さんのようにシンプルに使う場合は別ですが、他の漢字とのユニークな組み合わせは、そのキラキラ感を強調します。
特に年配の方や保守的な方々からは、「珠」の字に対して抵抗感を持つこともありますね。
「珠」の名前、口頭での説明の難しさ
「珠」が名前に適さないとされる五番目の理由は、口頭での説明が難しいことです。
人生で何度もある、電話などで自分の名前を説明する場面。
そんな時、「珠」という字を説明するのは少し手間がかかります。
例えば、「珠」の字をどのように説明しますか?
一般的には「真珠の『じゅ』です」と説明することが多いでしょう。
「珠」は常用漢字であり、中学校で習う字ですが、意外と自分で書ける人は少ないものです。
このような日常的な使い勝手の面から、「名前に使うと不便な漢字」と感じる人もいるのです。
親御さんが赤ちゃんの名づけで悩んでいる方は、こちらの記事が参考になりますので、併せてご覧ください。
「珠」を含む表現とその意味
「珠」を使った言葉や表現を理解することは、その意味やイメージを深く知る上で役立ちます。
また、名付けの際のインスピレーションにもなるでしょう。
ここでは、「珠」を含む代表的な言葉を3つ、その意味とともに紹介します。
真珠、またはパールとも呼ばれるこの宝石は、貝類から生まれます。
6月の誕生石である真珠は、日常の装いから特別な行事まで、幅広いシーンで愛されています。
もともとは真珠や宝石を指す言葉でしたが、現在では「特に優れたもの」や「秀作」といった意味で使われることが多いです。
文学作品や音楽など、芸術の分野でよく用いられる表現です。
この成句は、手の中に大切に持つ珠玉を意味し、「自分にとって最も価値のある宝物」を表します。
愛する配偶者や子どもなど、心から大切に思う存在に対して使われることが多いです。
これらの言葉は、「珠」の持つ美しさや価値を象徴しており、名前に「珠」を取り入れる際の参考になるでしょう。
「珠」が名前に適している理由
一方で、「珠」が名前に適しているとされる理由もあります。主な理由は以下の3点です。
- 悪い意味を持たない漢字
- 「美しさ」への願いを込めることができる
- 高貴で品のあるイメージを与える
悪い意味を持たない「珠」
辞典で「珠」という漢字を調べると、以下のような意味があります。
- たま。貝の中で形成される丸いもの。しんじゅ(真珠)。
- 球形の物。「珠算」「念珠」
- 美しいもの。「珠玉」
真珠や美しいものを象徴するこの漢字は、多くの漢字が持つ良い意味と悪い意味の両面を持たず、良い意味のみを持っています。
「美しさ」への願いを込めた「珠」
「珠」は、真珠に限らず「美しいもの」を意味する漢字です。
特に女の子の赤ちゃんには、「美しく成長してほしい」という願いを込めて名付けられることが多いですね。
「珠」を含む名前を選ぶことで、その子が内面も外見も魅力的な人物に成長するような願いを込めることができます。
「珠」の名前が持つ高貴で洗練されたイメージ
真珠はその純白で洗練された美しさで知られ、他の宝石が時に下品な印象を与えることがあるのとは対照的です。
このような真珠のイメージを反映して、「珠」という漢字を名前に用いると、高貴で品のある印象を与えることができます。
「珠」の名前の現在の人気度と影響
現在、「珠」という漢字が名前にどれほど使われているかを、以下の二つの視点から探ってみましょう。
- 赤ちゃんの命名ランキング
- 「珠」を含む名前の有名人
赤ちゃんの命名ランキングにおける「珠」
毎年、赤ちゃんに付けられる名前のランキングが発表されますが、「珠」はその中でどのような位置にいるのでしょうか?
- 女の子:ランク外
- 男の子:ランク外
残念ながら、「珠」は上位100位以内には入っていません。
しかし、これは逆に考えれば、他の子供と名前が重なる可能性が低いということ。
現在の人気が低いことが、実は「珠」を選ぶ際の魅力的なポイントかもしれません。
「珠」を名前に持つ著名人
「珠」を名前に含む、さまざまな分野の著名人を見てみましょう。
- さとう珠緒(さとうたまお):タレント
- 綾部蘭珠(あやべらんじゅ):モデル
- 天紫珠李(あましじゅり):タカラジェンヌ
- 神尾楓珠(かみおふうじゅ):俳優
- 松井珠理奈(まついじゅりな):女優
- 西本珠理(にしもとじゅり):アイドル
- 丸川珠代(まるかわたまよ):アナウンサー
- 赤江珠緒(あかえたまお):アナウンサー
- 島田珠代(しまだたまよ):芸人
- 内田珠鈴(うちだしゅり):歌手
- 木村珠莉(きむらじゅり):声優
- 木村好珠(きむらこのみ):精神科医・元タレント
- 小林珠維(こばやしじゅい):野球選手
- 辛島啓珠(からしまけいじゅ):サッカー選手
- 桜庭珠美(さくらばたまみ):バスケットボール選手
- 白鳥大珠(しらとりたいじゅ):キックボクサー/モデル
- こやす珠世(こやすたまよ):作詞家
- 大道珠貴(だいどうたまき):小説家
- 山田珠一(やまだしゅいち):ジャーナリスト
- 船曳真珠(ふなびきしんじゅ):映画監督
これらの名前からも、「珠」が持つ独特の魅力と多様性が感じられます。
男の子におすすめの「珠」を含む名前50選
「珠」を使った男の子の名前は、その独特の魅力で人気があります。
ここでは、クラシックなものからユニークなものまで、さまざまな「珠」を含む男の子の名前を紹介します。
名付けの際の参考にしてみてください。
- 珠頼(みらい):未来への希望と夢を象徴する名前。
- 珠遙(みはる):遠くまで広がる希望の象徴。
- 珠晴/珠芭瑠/珠陽(すばる):広い空に輝く星のような存在。
- 由珠/柚珠/悠珠(ゆず):自然の恵みと穏やかな心。
- 珠羽/珠生/珠宇(しゅう):軽やかに羽ばたく希望の象徴。
- 珠洲登/珠寿人(すずと):穏やかな海のような心を持つ。
- 珠緒(たまお):繋がりと絆を大切にする心。
- 羚珠(れいじゅ):力強く、優雅な存在感。
- 珠那斗/珠那人(みなと):広い海を渡る冒険心。
- 愛珠叶(あすか):愛と希望を叶える力を持つ。
- 珠葵也/珠貴哉(じゅきや):高貴でありながら親しみやすい。
- 匠珠/卓珠(たくみ):熟練の技と知恵の象徴。
- 珠月(みつき):月のように穏やかで明るい心。
- 珠羽斗(しゅうと):力強く、高く飛び立つ希望。
- 珠城(じゅいち):堅固で守り抜く強さ。
- 安珠/杏珠(あんじゅ):穏やかで安らぎを与える。
- 天珠(てんじゅ):天からの贈り物、高貴な存在。
- 珠紀(じゅき):歴史を刻む、記憶に残る名。
- 礼珠(らいず):礼儀正しく、品格ある心。
- 佑珠希/結珠輝/祐珠樹(ゆずき):希望を照らす光のように。
- 悠珠翔/裕珠斗(ゆずと):広い空を自由に飛ぶ心。
- 珠寿(すず):長寿と幸福を願う名。
- 蓮珠/漣珠(れんじゅ):清らかで穏やかな心象。
- 圭珠/景珠/慧珠(けいじゅ):知恵と美しさを兼ね備える。
- 健珠(けんじゅ):健やかで力強い生命力。
- 響珠郎(きょうじゅろう):周囲に影響を与える存在。
- 珠太朗(じゅたろう):明るく朗らかな性格。
- 真珠(ますみ):純粋で美しい心を持つ。
- 龍珠(りゅうじゅ):強く、威厳ある力強さ。
- 珠里/珠有(じゅり):豊かな心と知恵の象徴。
- 和珠生(かずき):和やかで生命力あふれる。
- 珠唯/珠衣(すい):唯一無二の特別な存在。
- 珠央(みお):中心となり、周りを引き寄せる。
- 珠周(みちか):周囲を思いやる優しい心。
- 煌珠(こうじゅ):輝きを放つ、華やかな存在。
- 剛珠(ごうじゅ):強く、不屈の精神を持つ。
- 珠蒼/珠宙(みひろ):広大な宇宙のような可能性。
- 夕珠(ゆうみ):夕暮れのような穏やかさ。
- 宗珠/想珠(そうじゅ):深い思いやりと理解力。
- 珠利/珠史/珠凛(しゅり):凛とした強さと知恵。
- 結珠留/裕珠瑠(ゆずる):絆を大切にする心。
- 珠生平(しゅうへい):平和と調和を愛する。
- 大珠/泰珠(たいじゅ):大きな存在感と安定感。
- 珠利/珠史/珠凛(しゅり):知的で品格ある態度。
- 來珠/来珠(らいじゅ):未来への期待と希望。
- 珠久李(みくり):長く続く、美しい物語。
- 珠琉(たまる):貴重で美しい、独特な輝き。
- 珠葵(たまき):強く、生命力あふれる存在。
- 珠巳(たまみ):穏やかで、内面の美しさ。
- 珠也(たまや):夜空を彩る、華やかな輝き。
女の子におすすめの「珠」を含む名前50選
次に、女の子の名前におすすめの「珠」を含む名前をご紹介します。
定番からユニークなものまで、幅広い選択肢をご提案しますので、名付けの際の参考にしてみてください。
- 珠理奈/珠璃奈(じゅりな):知性と美しさを兼ね備えた名前。
- 安珠明珠(あんじゅ):穏やかで明るい未来を象徴。
- 結珠/由珠/優珠(ゆず):絆と優しさを大切にする心。
- 亜珠(あじゅ):独特で魅力的な存在感。
- 心珠/瑚々珠(ここみ):心温まる愛らしさと優しさ。
- 珠里/珠理/珠莉(しゅり):知的で洗練された美しさ。
- 珠沙/朱珠/珠洲(すず):穏やかで柔らかな印象。
- 芙珠/歩珠(ふみ):優雅で歩む人生の美しさ。
- 珠希/珠輝/珠妃(たまき):希望と輝きを持つ華やかさ。
- 悠珠葉/結珠葉(ゆずは):自然と調和する穏やかな心。
- 珠月(みつき):月のように優しく輝く存在。
- 杏珠(あんず):甘くて愛らしい、春の訪れ。
- 珠波(みなみ):穏やかな海の波のような心。
- 有珠(あず):存在そのものが価値ある輝き。
- 珠鈴(みすず):清らかな音色のような優しさ。
- 珠羽(しゅう):軽やかに舞う、優雅な心。
- 珠唯/珠衣(すい):唯一無二の美しさと優雅さ。
- 珠美麗(すみれ):美しく、麗しい心を持つ。
- 有珠/亜里珠(ありす):神秘的で魅力的な存在。
- 珠亜(みあ):独特の輝きを放つ、魅力的な名。
- 愛珠(まなみ):愛情深く、温かい心。
- 珠菜(しゅな):自然と調和し、成長する美しさ。
- 珠宇(みう):広い宇宙のような無限の可能性。
- 珠久(みく):長く続く、美しい物語。
- 珠織(みお):繊細で美しい、織り成す物語。
- 好珠(このみ):好まれる、愛される存在。
- 緒珠(つぐみ):始まりと絆の象徴。
- 優珠菜(ゆずな):優しさと自然の恵み。
- 珠央(みお):中心となる、周りを明るくする。
- 珠里亜(じゅりあ):洗練された美しさと知性。
- 玖瑠珠(くるみ):小さくても価値ある存在。
- 成珠(なるみ):成長と繁栄を象徴する名。
- 凛珠(りず):凛とした強さと美しさ。
- 瑠珠(るみ):美しい宝石のような輝き。
- 珠雅(みあ):上品で洗練された美しさ。
- 珠寿希(みずき):長寿と希望を象徴する名。
- 羽珠(うみ):軽やかで自由な心。
- 七珠菜(なずな):七つの宝を持つ、幸福な名。
- 珠代(みよ):代々受け継がれる美しさ。
- 珠瑠(みる):見る人を魅了する美しさ。
- 千珠(ちず):千の輝きを持つ、価値ある名。
- 朱珠音(すずね):美しい音色と鮮やかな印象。
- 珠智瑠(みちる):知恵と美しさを兼ね備える。
- 璃珠(りじゅ):透明で純粋な美しさ。
- 珠沙希(みさき):希望を持つ、砂のように優しい。
- 珠穂(みのり):豊かな実りと成長を象徴。
- 珠梨(みり):甘くて愛らしい、果実のような名。
- 詩珠紅(しずく):詩的で美しい、紅色の輝き。
- 明珠(みんじゅ):明るく輝く、希望の象徴。
まとめ:「珠」が名前に良くないのは?最終的にどうする?
名前に「珠」を選ぶ際に考慮すべき点は以下の通りです。
- 「珠」は真珠を連想させ、葬式のイメージがあることがある
- 「珠」を含む名前は読みにくくなることが多い
- 「珠」は女性的な印象が強く、男の子の名前には不向きと感じる人もいる
- 「珠」を使った名前はキラキラネームになりがち
- 「珠」の名前は口頭での説明が難しい場合がある
これらの理由から、「珠」には一定の懸念があります。
真珠は美しさの象徴である一方で、特定の文化的な連想を持つこともあります。
また、その読み方の多様性が、名前としての明瞭さを損なう可能性もあります。
しかし、重要なのは「珠」という漢字自体に悪い意味がないことです。
名付けは非常に個人的な選択であり、親が心から気に入った名前を選ぶことが最も大切です。
他人の意見に左右されず、お子様にとって最適な名前を選んでください。