「失敗は成功のもと」を子どもに伝える方法|年齢別の声かけ例と親のNG行動

「失敗は成功のもと」ということわざ、子どもにどう伝えていますか?

テストで悪い点を取ったとき、習い事でうまくいかなかったとき。

落ち込むわが子を見ると、親としてはつい「大丈夫だよ」と声をかけてしまいますよね。

でも、ただ励ますだけでは、このことわざの本当の意味は伝わりません。

私自身、中学1年の息子と小学3年の娘を育てる中で、「失敗を成長のチャンスに変える声かけ」の大切さを実感してきました。

元中学校英語教師の経験も活かしながら、年齢に合わせた伝え方を日々模索しています。

この記事では、子どもの心に響く「失敗は成功のもと」の伝え方を、年齢別の声かけ例や偉人のエピソードとともにご紹介します。

📘 この記事でわかること

  • 「失敗は成功のもと」を子どもにわかりやすく説明する方法
  • 【年齢別】幼児・小学生・中学生への具体的な声かけ例
  • 子どもの心に響く偉人の失敗エピソード
  • 英語で伝える「Failure teaches success.」の使い方
  • 逆効果になる親のNG声かけ5選
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「失敗は成功のもと」の意味を子どもにわかりやすく説明すると?

「失敗は成功のもと」の意味を子どもにわかりやすく説明すると?

子どもに「失敗は成功のもと」と伝えても、「どういう意味?」と聞き返されることはありませんか?

このことわざを正しく理解してもらうには、まず親自身が本当の意味を押さえておくことが大切です。

ここでは、ことわざの意味と子ども向けの言い換え表現をご紹介します。

ことわざの本当の意味(簡単解説)

「失敗は成功のもと」とは、失敗しても、その原因を振り返って改善すれば、やがて成功につながるという意味のことわざです。

「失敗は成功の母」と言われることもあります。

ここで注意したいのは、「失敗すれば自動的に成功できる」という意味ではないこと。

大切なのは、失敗した後に「なぜうまくいかなかったのか」を考え、次に活かすことです。

このことわざの由来には諸説ありますが、有名なのは発明王エジソンの言葉「Failure teaches success(失敗は成功を教える)」です。

エジソンは電球を発明するまでに数千回もの失敗を重ねましたが、それを「うまくいかない方法を発見した」と捉えていました。

また、「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助も「失敗したところでやめるから失敗になる。

成功するまで続ければ成功になる」という言葉を残しています。

つまり、このことわざが伝えたいのは次の3つです。

  • 失敗は悪いことではない
  • 失敗から学ぶ姿勢が大切
  • 諦めずに続けることで成功に近づく

子どもが理解しやすい言い換え表現

ことわざの意味がわかっても、そのまま子どもに伝えるのは難しいですよね。

年齢に合わせて、わかりやすい言葉に言い換えてあげましょう。

以下は、子どもの年齢別に使える言い換え表現です。

年齢 言い換え表現
幼児〜低学年 「できなかったことは、できるようになるための練習だよ」
小学校中〜高学年 「失敗したときに『なんでだろう?』って考えると、次はもっと上手にできるよ」
中学生 「失敗は、やり方を変えるチャンス。原因を分析して次に活かせば、それは失敗じゃなくなるよ」

ポイントは、「失敗=ダメなこと」ではなく「失敗=成長のきっかけ」と伝えること。言葉を変えるだけで、子どもの受け止め方は大きく変わります。

また、日常会話の中で自然に使えるフレーズも覚えておくと便利です。

🌱「うまくいかなかったね。でも、これで一つ『こうすればいい』がわかったね!」

🌱「失敗したってことは、チャレンジしたってこと。それってすごいことだよ」

🌱「次はどうしたらうまくいくか、一緒に考えてみようか」

こうした声かけを日頃から意識することで、子どもは「失敗しても大丈夫」と思えるようになります。

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【年齢別】子どもへの伝え方と声かけ例

【年齢別】子どもへの伝え方と声かけ例

「失敗は成功のもと」を子どもに伝えるとき、同じ言葉でも響き方は年齢によって異なります。

幼児には簡単な言葉で、中学生には少し踏み込んだ表現で伝えることが大切です。

ここでは、年齢別の伝え方と具体的な声かけ例をご紹介します。

幼児〜低学年(5〜8歳)への伝え方

この年齢の子どもは、まだ「失敗」という概念をうまく理解できていません。

うまくいかないと泣いてしまったり、すぐに「もうやらない!」と投げ出してしまうこともありますよね。

幼児〜低学年の子どもには、難しい言葉を使わず、「できなかった」を「練習中」に言い換えるのがポイントです。

この時期の子どもに響く声かけ例をご紹介します。

💚 幼児〜低学年に効く声かけ例

  • 「できなくて悔しいね。でも練習したらできるようになるよ」
  • 「最初からできる人なんていないんだよ。〇〇ちゃんもいっぱい練習してるんだね」
  • 「転んでも起き上がれたね!それってすごいことだよ」
  • 「失敗は『もう少し!』のサインだよ」

また、この年齢の子どもは親の反応をよく見ています。

子どもが失敗したときに親が焦ったり、がっかりした表情を見せると「失敗=悪いこと」と刷り込まれてしまいます。

大切なのは、失敗した結果ではなく「チャレンジしたこと」を褒めること。

「やってみたんだね、えらいね!」と挑戦した姿勢を認めてあげましょう。

小学校中学年〜高学年(9〜12歳)への伝え方

小学校中学年以降になると、子どもは周りと自分を比べるようになります。

「〇〇ちゃんはできるのに、私はできない」と落ち込んだり、失敗を恥ずかしいと感じるようになる時期です。

この年齢の子どもには、「失敗した理由を一緒に考える」というアプローチが効果的です。

一方的に「こうすればよかったのに」とアドバイスするのではなく、子ども自身に考えさせることがポイント。

自分で原因に気づくことで、次への意欲につながります。

🧡 小学校中〜高学年に効く声かけ例

  • 「うまくいかなかったね。どこが難しかった?」
  • 「次やるとしたら、どこを変えてみる?」
  • 「失敗した人と、挑戦しなかった人、どっちがすごいと思う?」
  • 「イチロー選手も打てないことの方が多かったんだよ。でも練習し続けたんだって」

わが家の小学3年の娘は、縄跳びの二重跳びがなかなかできず、「もうやりたくない」と泣いたことがありました。

そのとき、「どこで引っかかっちゃうんだろうね?」と一緒に動画を見て研究したところ、「跳ぶタイミングが早すぎた」と自分で気づきました。

その後、意識して練習したら3日後に成功。

「自分で原因を見つけて乗り越えた経験」は、大きな自信につながったようです。

中学生(13歳〜)への伝え方

中学生になると、親の言葉を素直に受け入れにくくなる時期に入ります。

「わかってるよ」「うるさいな」と反発されることも増えますよね。

この年齢の子どもには、説教ではなく「対等な立場」で話すことを意識しましょう。

また、中学生は将来のことを考え始める時期でもあります。

偉人や成功者の失敗談を引き合いに出すと、興味を持って聞いてくれることがあります。

💜 中学生に効く声かけ例

  • 「お母さんも昔、同じような失敗したことあるよ」
  • 「今回の経験、次にどう活かせそう?」
  • 「エジソンは『失敗じゃない、うまくいかない方法を見つけただけ』って言ってたんだって」
  • 「失敗しない人より、失敗から立ち直れる人の方が強いと思うよ」

中1の息子は定期テストで思うような点数が取れず、かなり落ち込んでいたことがありました。

そのとき、あえて多くを語らず「悔しかったね」とだけ伝えました。

数日後、息子の方から「次はこうやって勉強してみようと思う」と話してくれたのです。

中学生には「待つ」「見守る」という姿勢も大切だと感じた出来事でした。

親がすべてを解決しようとせず、子ども自身が考える余白を残すことも、この年齢では必要なサポートです。

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子どもの心に響く偉人の失敗エピソード

子どもの心に響く偉人の失敗エピソード

「失敗は成功のもと」を伝えるとき、偉人のエピソードはとても効果的です。

「あの有名な人も失敗していたんだ」と知ることで、子どもは失敗を前向きに捉えられるようになります。

ここでは、子どもにも伝えやすい3人の偉人の失敗談をご紹介します。

エジソン「1万回の失敗」

「失敗は成功のもと」を語るうえで、最も有名なのが発明王トーマス・エジソンです。

電球や蓄音機など、生涯で1,000以上の発明をしたと言われています。

しかし、その裏には数えきれないほどの失敗がありました。

電球のフィラメント(光る部分の素材)を見つけるまでに、なんと数千回もの実験を繰り返したのです。

そんなエジソンが残した有名な言葉があります。

「私は失敗したことがない。ただ、うまくいかない1万通りの方法を見つけただけだ」

普通なら「1万回も失敗した」と落ち込むところを、エジソンは「うまくいかない方法を発見した」と捉えていたのです。

この話を子どもに伝えるときは、こんな風に言い換えると響きやすいでしょう。

💡 子どもへの伝え方

「電球を作ったエジソンって知ってる?あの人、成功するまでに何千回も失敗したんだって。でも『これじゃダメってわかったから、次は別の方法を試せる!』って考えたらしいよ。すごいよね」

イチロー選手の失敗談

野球に興味がある子どもなら、イチロー選手の話は特に響くでしょう。

日米通算4,367本のヒットを打ち、数々の記録を打ち立てた日本を代表するプロ野球選手です。

しかし、イチロー選手でさえ打率は3割台。つまり、10回打席に立っても7回は打てないということです。

それでも世界的な選手になれたのは、「打てなかった7回」を無駄にしなかったから。

イチロー選手は、うまくいかなかった打席を徹底的に分析し、次に活かすことを続けていました。

イチロー選手の言葉にはこんなものがあります。

「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道」

失敗しても諦めず、小さな改善を続けることの大切さを教えてくれる言葉です。

⚾ 子どもへの伝え方

「イチロー選手って、実は10回中7回は打てなかったんだよ。でも『打てなかった理由』を毎回考えて、次に活かしてたんだって。だから世界一の選手になれたんだね」

松下幸之助の名言

松下幸之助は、パナソニック(旧・松下電器)を創業し、「経営の神様」と呼ばれた実業家です。

一代で世界的な企業を築き上げた成功者ですが、その人生は決して順風満帆ではありませんでした。

9歳で丁稚奉公に出され、学歴もなく、体も弱かった松下幸之助。

何度も事業の危機を経験しながらも、諦めずに挑戦を続けました。

そんな松下幸之助が残した有名な言葉がこちらです。

「失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続ければ成功になる」

この言葉は、「失敗」は途中経過に過ぎないということを教えてくれます。

諦めた瞬間に「失敗」が確定するのであって、続けている限りはまだ成功への途中なのです。

🏢 子どもへの伝え方

「パナソニックって会社知ってる?作った人は小さい頃すごく貧乏で、学校にもあまり行けなかったんだって。でも『やめなければ失敗じゃない』って思って続けたから、大きな会社を作れたんだよ」

これらの偉人に共通するのは、失敗を「終わり」ではなく「過程」と捉えていたこと。

子どもにも、この考え方を伝えていきたいですね。

英語で「失敗は成功のもと」を伝えてみよう

「失敗は成功のもと」は、英語にも似た意味の表現があります。

英語で伝えることで、子どもの語学への興味を引き出すきっかけにもなりますよ。

元英語教師の経験から、覚えやすく使いやすいフレーズをご紹介します。

Failure teaches success. の意味と使い方

「失敗は成功のもと」を英語で言うと、最も有名なのが「Failure teaches success.」です。

直訳すると「失敗は成功を教える」という意味になります。

これは、発明王エジソンの言葉が由来とされています。

📖 単語の解説

  • Failure(フェイリャー):失敗
  • teaches(ティーチズ):教える(teachの三人称単数形)
  • success(サクセス):成功

この表現以外にも、同じような意味を持つ英語のことわざがあります。

英語表現 意味
Failure teaches success. 失敗は成功を教える
Failure is a stepping stone to success. 失敗は成功への踏み石である
Every failure is a step to success. すべての失敗は成功への一歩である
Fall seven times, stand up eight. 七転び八起き

特に「Failure is a stepping stone to success.」は、「失敗は踏み石(stepping stone)」という表現がイメージしやすく、子どもにも伝わりやすいフレーズです。

「失敗しても、それを踏み台にして次に進めばいいんだよ」と視覚的なイメージとセットで教えると、記憶に残りやすくなります。

親子で使える英語フレーズ3選

ことわざだけでなく、日常で使える短い英語フレーズも覚えておくと便利です。

子どもが失敗したときに、さりげなく英語で声をかけることで、励ましと英語学習を同時にできますよ。

ここでは、親子で使いやすい3つのフレーズをご紹介します。

🌟 フレーズ①「It's OK to fail.」

意味:失敗しても大丈夫だよ。

読み方:イッツ オーケー トゥ フェイル

使う場面:子どもが失敗して落ち込んでいるとき。シンプルで覚えやすく、最初に教えたいフレーズです。

🌟 フレーズ②「Try again!」

意味:もう一回やってみよう!

読み方:トライ アゲイン

使う場面:子どもが諦めそうになっているとき。明るく元気に声をかけると効果的です。

🌟 フレーズ③「Mistakes help you learn.」

意味:間違いは学びを助けてくれるよ。

読み方:ミステイクス ヘルプ ユー ラーン

使う場面:テストや宿題で間違えて悔しがっているとき。「間違い=悪いこと」ではないと伝えられます。

わが家では、子どもたちが小さい頃から「It's OK!」「Try again!」を声かけに使っていました。

今では子どもたちも自然と口にするようになり、お互いを励まし合う場面も見られます。

英語フレーズは、親が日常的に使うことで子どもも自然と覚えていきます

難しく考えず、まずは短いフレーズから取り入れてみてくださいね。

逆効果!親が避けるべきNG声かけ5選

逆効果!親が避けるべきNG声かけ5選

子どもが失敗したとき、良かれと思ってかけた言葉が逆効果になることがあります。

親の何気ない一言が、子どものやる気や自己肯定感を下げてしまうことも。

ここでは、避けるべきNG声かけと、代わりに使いたい言葉をご紹介します。

「だから言ったでしょ」は禁句

子どもが失敗したとき、つい口にしてしまいがちなのが「だから言ったでしょ」という言葉。

親としては「事前に注意したのに」という気持ちから出る言葉ですが、これは子どもにとって最もつらい一言です。

なぜなら、この言葉には「あなたが言うことを聞かなかったからこうなった」という責めのニュアンスが含まれているからです。

子どもは失敗した時点ですでに落ち込んでいます。

そこに追い打ちをかけるような言葉は、「失敗=怒られる」という意識を植え付けてしまいます。

以下は、親が避けるべきNG声かけ5選です。

NG声かけ 子どもが受け取るメッセージ
❌「だから言ったでしょ」 親の言うことを聞かなかった自分が悪い
❌「なんでこんなこともできないの」 自分は能力がない、ダメな子だ
❌「〇〇ちゃんはできてたよ」 他の子と比べられて自分は劣っている
❌「もういいよ、お母さんがやるから」 自分には任せてもらえない、信用されていない
❌「何回言ったらわかるの」 何度やっても自分はダメだ

これらの言葉に共通するのは、子どもの人格や能力を否定しているという点です。

行動ではなく、子ども自身を責めてしまっているのです。

とはいえ、忙しい日常の中でつい言ってしまうこともありますよね。

私自身も、余裕がないときに「だから言ったでしょ!」と言ってしまい、後で反省したことが何度もあります。

大切なのは、言ってしまった後でも「さっきはきつい言い方してごめんね」とフォローすること。

親も完璧ではないと伝えることが、子どもにとっても安心感につながります。

失敗を責めると子どもはどうなる?

では、NG声かけを続けると、子どもにはどのような影響があるのでしょうか。

失敗を責められ続けた子どもには、以下のような傾向が見られることがあります。

⚠️ 失敗を責められ続けた子どもの特徴

  • 挑戦を避けるようになる:失敗を恐れて新しいことに挑戦しなくなる
  • 失敗を隠すようになる:怒られたくないから、失敗をごまかしたり嘘をついたりする
  • 自己肯定感が下がる:「どうせ自分はできない」と思い込むようになる
  • 完璧主義になる:失敗を極端に恐れ、完璧でなければ意味がないと考える

特に怖いのは、失敗を隠すようになることです。

小さな失敗を報告できなくなると、問題が大きくなってから発覚するケースも出てきます。

反対に、失敗を受け入れてもらえた子どもは「失敗しても大丈夫」と思えるため、積極的にチャレンジできるようになります。

では、NG声かけの代わりに何と言えばいいのでしょうか。以下に言い換え例をまとめました。

NG声かけ OK声かけ(言い換え例)
だから言ったでしょ 「次はどうしたらいいか一緒に考えよう」
なんでできないの 「どこが難しかった?」
〇〇ちゃんはできてたよ 「前より上手になってきたね」
もういい、私がやる 「ここまでは自分でできたね。続きは一緒にやろうか」
何回言ったらわかるの 「覚えるまで一緒に練習しよう」

言葉を変えるだけで、子どもの受け取り方は大きく変わります。

「責める」から「一緒に考える」へ。

この意識を持つだけで、親子のコミュニケーションはぐっと良くなりますよ。

【体験談】わが家で実践している「失敗OK」の習慣

ここまで「失敗は成功のもと」の伝え方についてお話ししてきましたが、実際に家庭で実践するのは簡単ではありませんよね。

わが家でも試行錯誤の連続です。

ここでは、中1の息子と小3の娘との実体験をご紹介します。

中学生の息子が定期テストで失敗したとき

中学校に入学して初めての定期テスト。息子はそれなりに勉強したつもりでしたが、結果は思っていたよりもずっと低い点数でした。

答案を見せてくれたとき、息子の表情は明らかに落ち込んでいました。

「こんなはずじゃなかった」「ちゃんとやったのに」と悔しそうにつぶやいていたのを覚えています。

正直、私も内心では「もっと勉強すればよかったのに」と思いました。

でも、そこでぐっとこらえて、まずは息子の気持ちを受け止めることにしました。

💬 そのとき私がかけた言葉

「悔しかったね。頑張ったのにこの結果は、つらいよね」

それだけ伝えて、その日はそれ以上何も言いませんでした。

数日後、息子の方から「今回、何がダメだったか考えてみた」と話しかけてきました。

聞いてみると、「教科書を読むだけで、問題を解く練習をしていなかった」「テスト範囲を最後まで確認していなかった」と、自分で原因を分析していたのです。

そして「次は問題集を繰り返しやってみる」と、自分で対策を考えていました。

もし私があのとき「だから問題集やりなさいって言ったのに」と言っていたら、息子は自分で考えることをやめていたかもしれません。

「待つ」「見守る」ことの大切さを実感した出来事でした。

次の定期テストでは、息子は自分で立てた計画通りに勉強し、点数を上げることができました。

あの失敗があったからこそ、自分に合った勉強法を見つけられたのだと思います。

小学生の娘が習い事で挫折しかけたとき

小3の娘は、年長の頃からピアノを習っています。

最初は楽しく通っていたのですが、小学生になって曲が難しくなるにつれ、「もうやめたい」と言うようになりました。

特に発表会の前は大変でした。

何度練習しても同じところで間違えてしまい、「どうせ私には無理」「才能がないんだ」と泣き出すこともありました。

そんなとき、私は娘にこう聞きました。

💬 娘にかけた言葉

「間違えるのはどこ?毎回同じところ?」

娘は「うん、いつもここで指がもつれる」と、楽譜の同じ部分を指さしました。

そこで、その部分だけを取り出して、ゆっくり何度も練習することを提案しました。

「全部を完璧にしようとしなくていいよ。苦手なところだけ集中して練習してみよう」と伝えたのです。

すると、娘は少しずつ弾けるようになり、発表会では最後まで止まらずに演奏できました。

終わった後、「間違えそうになったけど、止まらなかった!」と嬉しそうに報告してくれました。

このとき大切にしたのは、以下の3つのポイントです。

✅ わが家で意識した3つのこと

  • できないことを責めない:「なんでできないの」ではなく「どこが難しい?」と聞く
  • 小さな目標を設定する:全部を完璧にではなく、まず苦手な部分だけクリアする
  • 過程を褒める:結果ではなく「諦めずに練習したこと」を認める

この経験から、娘は「できないところを見つけて練習すればできるようになる」と学んだようです。

今でもピアノを続けていて、難しい曲にも「ここを練習すればいいんでしょ」と前向きに取り組んでいます。

子どもの「やめたい」「できない」には、必ず理由があります。

その理由を一緒に見つけて、小さな成功体験を積み重ねることが、「失敗は成功のもと」を実感させる一番の方法だと感じています。

まとめ|失敗を「成長のチャンス」に変える親の関わり方

「失敗は成功のもと」ということわざは、ただ励ますための言葉ではありません。

失敗から学び、改善し、次に活かすことで初めて成功につながるという深い意味が込められています。

この記事でお伝えしたポイントをまとめます。

📝 この記事のまとめ

  • ことわざの本当の意味:失敗を振り返り改善することで成功に近づく
  • 年齢別の伝え方:幼児には「練習中だよ」、小学生には「一緒に原因を考えよう」、中学生には「対等な立場で見守る」
  • 偉人のエピソード:エジソン、イチロー、松下幸之助の失敗談は子どもの心に響く
  • 英語表現:「Failure teaches success.」「It's OK to fail.」など親子で使えるフレーズ
  • NGな声かけ:「だから言ったでしょ」など人格を否定する言葉は避ける
  • 親の姿勢:責めるのではなく、一緒に考え、待ち、見守ることが大切

子どもは、失敗したときの親の反応をよく見ています。

失敗を責められれば「失敗=悪いこと」と学び、挑戦を避けるようになります。

反対に、失敗を受け入れてもらえれば「失敗=成長のチャンス」と捉え、何度でもチャレンジできるようになります。

大切なのは、親自身が「失敗してもいい」と心から思えることです。

私たち親も、子育ての中で日々失敗を繰り返しています。

それでも諦めずに向き合い続けることが、子どもへの一番のお手本になるのではないでしょうか。

今日から使える声かけを、ひとつでも取り入れてみてください。

🌱 今日からできる3つのアクション

  1. 子どもが失敗したら、まず「悔しかったね」と気持ちを受け止める
  2. 「どうすれば次はうまくいくかな?」と一緒に考える
  3. 結果ではなく「チャレンジしたこと」を褒める

失敗を恐れず、失敗から学べる子どもは、どんな困難にも立ち向かえる強さを持っています。

「失敗は成功のもと」という言葉を、ぜひお子さんと一緒に実感していってくださいね。

📝 この記事を書いた人

美咲(みさき)

元中学校英語教師。現在は中1の息子と小3の娘を育てる主婦ライター。
教師時代に培った「わかりやすく伝える力」を活かして、子育て・教育・英語に関する記事を執筆しています。

得意ジャンル:子育て・教育・英語学習・ことわざ解説

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