近江清秀公認会計士税理士事務所 所長BLOG

2016.01.09更新

工場移転の予定地20,000坪を1億円で取得予定です。

しかし予定地の一部の50坪部分は公衆道路予定であるため、

土地取得後に地元の市町村に寄付する予定です。

この場合、土地の取得価額をどのように考えればいいでしょうか。 

 

今回の事例の場合、新たな工場予定地の取得価額について以下のように

二通りの処理が考えられます。

①20,000坪を1億円で一旦取得し、そのうち50坪(250,000円相当)

 を地元の市町村に寄付したと考えて、19,9950坪の土地を99,750,000円

 の取得価額で計上する考え方

②公衆用道路として寄付する50坪部分は評価額0円として、19,950坪の土地

 を1億円の取得価額で計上する考え方。


この論点については、国税不服審判所に裁決事例[i]があります。

判決要旨によると土地の取得にあたって公衆道路部分は当初より確認のうえ

知っていたことなので、土地の取得価額は公衆道路部分を除いた面積に対して、

公衆道路部分の評価額も含めて計上するという結論です。

すなわち公衆道路部分の評価額を市町村への寄付金として損金算入することは

認められませんでした。



[i]裁決年月日昭和50年8月9日

投稿者: 近江清秀公認会計士税理士事務所 所長

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